ネトゲ昔話

FF11の思い出 その1

「ネットゲーム」「廃人」がどういうものか世に知らしめたゲームのひとつ
年単位で挑んでも手に入らない伝説級のレアアイテムがいくつもあった
社会実験でもしてるのか?というほど精巧な世界設計に誰もが魅了された

 

人生を棒にふるほど熱中してしまうものはいくつかある。

信じられないかもしれないが、オンラインゲームに夢中になって会社を辞める大人がいた時代があった。

 

その一つがファイナルファンタジーXI

そんなゲームで、僕はエースだった。

 

この記事はFF11という廃人ゲーの世界でエースとして君臨した英霊の軌跡です。

 

FF11におけるエースとは竜騎士・侍・暗黒を指す

 

全てを闇に飲み込むバランスブレイカーの暗黒騎士

 

 

竜を操り空を支配したオールラウンダーの竜騎士

 

 

全ての悪を一刀両断する武士の魂を宿す侍

 

 

実装まもなくエースと呼ばれ絶対的な存在となる

 

何もかもがお膳立てされて生み出されたこともあり、プレイヤー達はエースジョブの実装に歓喜した。

パーティーを組めば必ずエースがいるとも言われ、彼ら無しにボス級モンスターを狩るなど縛りプレイに近いといえる。

 

まさにエース……

 

それゆえ、彼らは常に引っ張りだこであり1ヶ月先までPTの予約が入っている。

 

 

 

 

 

 

はずだった……

 

エースと呼ばれたジョブの本当の姿

暗黒騎士は攻撃特化タイプとして実装された

攻撃力を上げる代わりに防御力が下がる類のアビリティが多い。

ピンチを覆す行動を取るとHPが減ったり防御力が減ったりするため、理解のあるパーティーでなければさらに状況が悪化してしまうこともあった。

そして両手装備の鎌と剣は攻撃速度が遅く、命中率も低いせいで敵に攻撃が当たらない。

せっせと攻撃して満を持してウェポンスキルを放ったとしても外す。

残念ながら一般的なパーティーからすると「ピンチをさらにピンチにする心臓に悪いジョブ」という厳しい評価……

ただし敵をスタンさせることもできたため、凶悪な性能をもったジョブではあった。

最初期ラスボスポジションの闇王戦では活躍するなど、一部のエリート達にしか使いこなせない職人ジョブだったように思う。

 

 

竜騎士は竜を操るどころか、竜に操られ支配されていた

 

子竜がすぐ死ぬハエのような存在かと思えば、強化されて子竜が本体で槍もった人はオマケとも言われる時代になったり

竜”騎士“なのに防御は貧弱だったり、代名詞的なジャンプにはバグがあったりと年単位で不遇だったジョブ。

不遇期間があまりにも長かったからか竜騎士をメインにしているプレイヤーは悟りを開いたかのようにマナーの良さだと言われていた。

 

テクニカルなジョブとして実装された侍

通常2人以上でウェポンスキルを打つことで発生させる連携を、侍は単独で行うことができるジョブとして生まれる。

瞬間火力全ジョブ1という圧倒的な存在として、初期は優遇ジョブのグループに入っていた。

 

しかし、アップデートのたびに他と巻き添え弱体を喰らい続けいつの間にか影の薄い存在となってしまう。

そしてなんとか生き残る術として侍たちが編み出したのは

サポート設定をシーフにして不意打ち騙し討ちを得意とする侍の運用法。

騙し討ちによって敵対心を盾キャラになすりつけるなど、スキルを有効的に使うことで安全に爆発的な火力を叩き出せるジョブとしてのポジションを残すことができた。

それでも敵を叩く以外にやることがないのは変わらない。

どうしても侍いれるくらいなら戦士や忍者をパーティーに誘うという人が多くなってしまう。

 

なんとエースは誰からも必要とされていなかったのだ。

 

 

そして、エース達は姿を消した…。

 

自分もゲームから去った。