ネトゲ昔話

FF14の思い出【新生編】 その1

グラフィックが美麗で装備を組み合わせてオシャレを楽しめる
コンテンツ攻略中にギスギスすることは稀ではなく普通にある
エンドコンテンツ攻略完了時の感動は凄まじいものがある

はじめに、それありき

 

自分が辞めるまでの3年間は特殊なオプションを持った唯一無二の装備が1つも実装されなかった。

FF11などの古いオンラインゲームによくあったすごい強いレアアイテムのこと。

一度でも作ってしまうと「それありき」の戦闘バランスになってしまうことを吉田直樹プロデューサーが恐れたからだ。

 

そんな吉田直樹プロデューサー兼ディレクターはリーダーであり、一流のプレイヤーでもある。

そんな人間が指揮を執るオンラインゲーム

 

失敗ばかりする人のせいでパーティーがギスギスしたり、ゲーム内の諸事情等でリアルにまで影響するほど悩んだりしたこともあったがとても良いゲームだった。

FF14がギスギスゲーというのは本当

 

 

FF14といえばギスギスしているゲームという印象をもっている人も多い。

実際のところコンテンツ攻略中にギスったりすることはよくあった。

 

基本的にFF14は開発が想定した通りに動けばクリアできるようになっている。

けれど、アップデートのたび上がる難易度にカジュアルプレイヤー達が徐々についてこれなくなり1人が失敗すると即やり直しが必要なほど被害がでるようになった。

たとえば、初期でいうと…

 

  • 地面が赤く光ったらそこから離れてね
  • みんなで特定の位置に移動してね
  • 人とは離れた位置にとどまってね

 

こんな感じ。

 

初期の頃は失敗しても死ぬのは当人だけ。

死んだ人をなんとか蘇生させることができれば、倒すまでの時間がちょっぴり伸びる程度のもの。

しかし、コンテンツが開放されていくにつれ難易度が増していく。

 

  • 障害物の裏に隠れてやりすごしてね
  • 敵を端まで引っ張ってから倒してね
  • 敵を同じ位置で倒さないようにしてね

 

このあたりから1ミス即やり直しするほどの被害が出始める。

初期のころからするとちょっぴり難易度が上がったかな?程度のものでまだまだ大丈夫だった。

 

問題はそのあとのコンテンツ

大迷宮バハムート:邂逅編

思い出すのすら嫌な人も多い黒い玉……。

 

エンドコンテンツではギミック難易度がはね上がった。

ここから1ミス即やり直し大運動会がはじまる。

 

  • 敵スキルを特定のスキルで封じてね→失敗したら全滅
  • ウィルス付けるから味方に移してね→失敗したら全滅
  • 見えない即死攻撃するけど避けてね→もう何がなんだか

 

とくに敵が使う高圧電流というスキルを止めるために沈黙効果を付与するスキルを合わせる必要があった1層と2層が鬼門だった。

攻撃パターンに沿ってボタンを押すだけの非常に簡単なギミックだったけれど、やはり緊張感からなのかミスをしてしまう人が本当に多い。

 

プレイヤースキルなんてものは一切必要なく、本当に一定間隔で沈黙スキルを押すだけ。

ちなみに沈黙が使えるのはナイトと吟遊詩人で、特定の条件下でのみモンクも使うことができる。

自分が所属したパーティーは吟遊詩人が戦闘が上手なプレイヤーではなかった。

どちらかといえば何事もカジュアルに楽しみたいと言っていた人だ。

 

リアル都合を聞いて集まれる時間を決めて、3~4時間だれかがミスするたびに「ゴメン」という言葉を聞きながら何ヶ月も練習をしなければクリアできない。

 

そして、吟遊詩人の失敗が何度も続いた日のこと

ついに自分の所属しているパーティーのリーダーが動いた。

 

ついにパーティーを編成しなすのだろうか…?

 

攻略パーティーのメンバーを集めて、彼は開口一番こういった。

 

 

「今のメンバーでどうすればクリアできるかみんなで考えよう」

 

 

 

ついに攻略パーティーを組み直すのかと考えていた自分のことが恥ずかしくなった。

彼は誰よりも現状を理解していて、どうすれば今のメンバーでクリアできるのかを考え続けていた人だったのだ。

こうしてブログに書くために思い返しても非常によくできた人だったと感じる。

吟遊詩人を追放しようと提案する者が出る前に、全員を集めて
今のパーティでどうすればクリアできるか“を聞いたときはほんとうに痺れた。

 

 

高難易度のコンテンツを攻略できなければストーリーは見せないと開発が決めた。

みんなストーリーの核心的なところに辿り着きたい気持ちは同じ。

自分たちはそれを見るために集まったのだから、最後までこのままやりきろうというリーダーの想いに全員が賛同する。

 

みんなで話し合い吟遊詩人は失敗してはいけないというプレッシャーから普段しないミスにまで繋がっていると仮定した。

だからもう、吟遊詩人が失敗する前提で攻略することにしたのだ。

 

 

当然みんなの負担は増える。それでもやってみる。

”失敗してもなんとかなる方法”を探して実践。

 

その結果、失敗してもなんとかなるよって気持ちになってからの吟遊詩人はミスが激減した。

 

なんと作成会議から一週間後にあっさりクリアとなる。

鳥肌がおさまらないほどの達成感を味わう

クリアしてすぐに吟遊詩人がずっと我慢していた気持ちをぽつりぽつりと吐露しはじめる。

今まで「ごめん」が口癖だった吟遊詩人が「ありがとう」ばかりになったのがすごく印象的だった。

 

最初から最後まで同じメンバーでクリアできてよかった。

みんなで辛い思いを経験して、一生懸命にやったからこそのクリアだったからこそ思い出話としても綺麗だ。

足を引っ張り続ける誰かをみんなで何ヶ月も支える。

 

学生時代、部活でもバンドでもサークルでも足の引っ張るやつは遅かれ早かれメンバーから外されてしまうのが当たり前だった。

会社では3ヶ月おきにチームの再編が行われ、能力の低いものや成果を出せないものは消えていった。

どの世界よりも厳しいリアルでさえ、味わうことのできない経験をFF14にさせてもらったのだ。

 

「みんなでゴールまでいこう」

こんな素晴らしいリーダーに出会えるゲームはそう無いと思っている。

 

だからみんなも1度はFF14を遊んでみてほしい。

 

 

 

きっと今まで見たこともない世界があなたを待っている。

 

 

FF14はオンラインゲームのなかでも、ほんとうに優秀な人が多い。

プレイヤー平均層が30代らしいので十分に社会経験を積んだあとの人が多いからだろう。

 

 

ハウジング系のコンテンツは質も良いし、バリエーションも素晴らしかった。

外人が何十人も家を見せてくれと来た時はめっちゃくちゃテンションが上がったのを覚えている。

 

 

 

自分は今はもうFF14を辞めた。

なんやかんやでログインしなくなってそのままフェードアウト。

 

それでも、

またやってみてもいいなと思える良きゲームだったことは事実である。