雑記

おしりの話をする

歯医者ってなんであんなに怖いんだろう?

「痛かったら手をあげてくださいね」とは言うが、手をあげても止めてくれない。

……なんなの?

 

チュイイイイイイイィンという音も怖いし、とにかく痛い。

だから虫歯になってもみんな痛くなるまで忘れた振りをしてしまうんじゃないかい。

日本人が虫歯を放置してしまう原因の2割くらいは君たちにあるよ。

痛みが出て「もう限界だ、早く治してくれ!」と勝手な言い分ばかりの患者を相手にしてるから、心が荒んでいくのかい。

 

では「おしりの話」をします。

 

地獄の出張を終えたらおしりも終わってた

 

出張→出張→出張というデスマーチから無事に生還した日の夜のこと。

うんちしたら血がでてた。

どうやら無事に生還したわけじゃなかったらしい。

 

わりとショックだった。

でも次の日は休みだったのでテンション上がっちゃって朝から晩までゲームをしていた。

 

次の日も、次の日も……

 

けれど、忘れた頃にやってくる。

 

痛い。

お尻が痛い。

 

椅子に座るとお尻が痛かった。

今まで感じたことのなかった痛みにその日はゲームができなかった。

ゲームセット

 

そういえば友人がお尻の病気してたような

痔瘻というお尻の病気をご存知だろうか。

お尻の穴が2つ、3つと増え続ける聞いただけでもヤバい病気。

 

そんな恐ろしい病気になった友達がいる。

彼とは20年以上の付き合いで、もう腐れ縁とか通り越した存在だったりするのだけれど痔瘻になったときはめちゃくちゃ馬鹿にしてしまった。

 

「お尻ちゃんと拭いてんの?」

とか言ってアルコール入りのウェットティッシュ渡したり

 

「よし、今日は飯奢るよ」

とか言って激辛カレーの店に行ったり

 

……やりたい放題だった。

人を呪わば穴二つということだろう。

 

穴二つで済むのかな。

 

痔瘻を生き抜いたともだちに聞いてみた

 

死ぬほど馬鹿にしまくったけど、今でも仲良しの友達にLINEで聞いた。

 

 

 

僕のお尻、もう終わりだった。

 

 

 

今までの恨みを倍返しされ尽くしたあと、オススメのお尻クリニックを紹介してもらった。

家から2時間くらいかかるが、それでもいい。

うっかり知り合いにあっても困るからね。

 

お尻の専門家 肛門クリニック初体験

 

「こんにちは~、15時で予約している○○です」

 

受付のお姉さんに保険証を出す。

このお姉さん、数あるクリニックの中からあえて肛門クリニックを選んだのかなとか考えていたら妙なことに気がついた。

受付のお姉さんのことではない。

クリニックに入ったあたりから妙な違和感のようなものを抱いていた。

 

 

なんで…

 

 

なんでみんな……

 

 

 

椅子に座らず立ってるの……

 

お尻クリニック謎ルール① 誰も椅子に座らない

なにか特別なルールでもあるのかなと不安になって、一人の男性に聞いてみたら

「べつに座っていいと思いますよ」

すごい不機嫌な顔で返答された。

 

なんだ座ってよかったのか。

じゃあお前らなんで座らないんだよ。

 

イライラしながらスマホで時間を潰していたとき

急に座らない理由がわかった。

お尻が痛いからだ。

 

キレられてもおかしくないことをしてしまった。

正直、謝りたかった。

 

彼は憂鬱な顔をしながら奥へ入っていったのでもういない。

あの佇まいからしてたぶんキレ痔だったのだろう。

 

きっと今ごろお尻の穴になんか突っ込まれてるんだろうな。

「そこ入れるところじゃないです。出すところです」って言ってもきっと止めて貰えない。

歯医者と一緒だ。

 

なんか怖くなってきた。

 

「○○さん奥の部屋へどうぞ~」

 

そしてやってくる自分の番。

 

お尻クリニック謎ルール② お尻をだして待つ

 

お姉さん「じゃあお尻だしてしばらく待っててくださいね」

ぼく「はい、わかりました」

 

ついに僕のお尻にも挿入されるんだなと思うと感慨深いものがある。

長年連れ添ったお尻。

思えば出したことはあれど、入れたことはなかった。

 

そんなことを考えながらお尻を出して待つこと10分。

 

全然こない。

 

20分がたった。

 

 

マジで誰も来ない。

忘れてんじゃないのか。

 

「じゃあお尻だしてしばらく待っててくださいね」

 

しばらくっていったいどのくらいなの。

世間一般でいうと10分程度だと思うよ。

 

20分ずっとこの状態で放置されるのは悟りを開いてもおかしくないよ。

 

お尻クリニック謎ルール③ 力を抜けと言われても

 

「おまちどうさん」

関西弁を極めてるオッサンの声がする。

どうやらあまりに待たされ過ぎて寝てたようだった。

 

「ベッドの高さあげるからビックリせんようにな」

 

ウィイイイイン…

 

「じゃあ見ていくで」

僕はお尻を差し出した。

 

ヌルッ

とした感触がお尻を襲う。

 

「住所みたけど、キミえらい遠くから来たんやな~」

どうしてこんな遠いところからこのクリニックまで来たの?と聞かれ、友人がここのお世話になったことがあって紹介してもらったことを話した。

 

「そんな話をできるのはエエ友達やな。大事にしいや」

お尻の話をできる友達というのは貴重らしい。

でも今は友達よりもお尻を大事にしたい。

 

「カメラで中を見ていくから力抜きや」

ニュル…

ものすごい異物感。

早く終わってくれと念じながら力を抜く。

 

 

 

「これで友達と穴兄弟やな」

それ意味違うでしょう。

笑ってたら危ないから力を抜けと怒られた。

 

診断結果:お尻の具合はそうでもなかった

 

なんと痔瘻ではなく、ただのキレ痔だった。

ただのキレ痔といっても座ると痛いことには間違いない。

 

そしてなぜかクリニックに来る前よりも痛むお尻。

絶対カメラ挿入中に爆笑したせいだよこれ。

 

受付で処方箋を貰うのを待っている間ずっと立ってると、野球部みたいな丸刈りボーイが入ってきた。

やけにキョロキョロしてる。

 

野球部「すみません…これ座っていいんでしょうか?」

ぼく「べつに座っていいと思いますよ」

 

すごい不機嫌に返答してしまった。

これじゃキレ痔の男と同じ穴の狢じゃないか。

 

おわりに

関西弁のオッチャンはすごく親身な良い先生だった。

2周間程度で治ると言われて辛抱強くお薬注入していたら本当に完治したのが驚き。

 

先生は「現代人は椅子に座り過ぎだ」と言っていた。

もっとお尻を大切にして欲しいと。

 

僕はキレ痔になってから新幹線に乗るときも飛行機に乗るときもランクを上げている。

お尻にとって良い椅子に座ることは何よりも優先すべきことだからだ。

会社ではドーナツクッションを椅子にセットするようになった。

 

受付のお姉さん曰くビーズクッションもおすすめとのことだったので、このブログを読んで「あー自分もお尻を大切にしてあげよう」と思った人はぜひ導入してみてほしい。