ゲーム

オープンワールド屈指の人を選ぶゲームOutwardを語る

Outwardの主人公は何者でもない普通の人だが、このゲームは人を選ぶ。

RPG(ロールプレイングゲーム)を本当の意味で理解している生粋のゲーマーは大急ぎでプレイするべき。

 

自称ハードコアゲーマーのほとんどが序盤を抜けられずに辞めた

大量の新コンテンツを導入するPC版「Outward」の第1弾DLC“The Soroboreans”が発売、ローンチトレーラーも « doope!  国内外のゲーム情報サイト

PC版が発売した頃にどハマりして睡眠不足になるほどプレイした経験から

「この感動をみんなにも味わってほしい…!」という想いが強くなった。

そんなわけでソウルシリーズなどを筆頭に高難易度なゲームが好きな知人に勧めたみたところ、なんと全員が序盤で躓いてしまう。

 

話を聞いたところどれもこれも悲惨で、一部を紹介すると…

 

「借金取り立てガン無視して冒険してたら家を差し押さえられて帰る場所がなくなった」

「借金返したあと呑気に寝まくってたら外が冬になってて風邪ひいた。治らない助けて」

「野宿したら襲われて死んで知らない土地で身ぐるみ剥がされて目が覚めて帰れない」

「地図みても自分の現在地が一切表示されないとか聞いてないんだけど?」

「どうみても手を出しちゃいけないやつに手をだしてしまって装備をぶっ壊された」

「NPCに騙されて捕まってからずっと地下で炭鉱夫させられてる。助けて」

 

みんなOutwardの洗礼をしっかり受けている。

Outward's useless map is its best feature | PC Gamer

このゲームの主人公はお腹が減るし、喉も渇くし、眠くなるとパフォーマンスが落ちる。

村を出て盗賊から攻撃を受けたら出血するし、流れ出る血を止められなければ簡単にあの世に逝ってしまう。

受けたダメージは食べ物を摂取することで少しずつ回復するが、生肉や生魚はお腹を壊すため火を通す必要がある。

 

もちろん時間をかけて飲み水と食料と包帯なんかを準備して旅に出ればいいのだが…

その場合はダンジョン内で見つけたアイテムを発見する度、手持ちの何を捨てるかで悩む。

 

装備を揃えたあとですらちょっとでも油断すればあっさり死ぬ。
(ただしゲーム内では気絶扱い)

見知らぬ冒険家に助けられて目を覚ますと置手紙付きの飲み物を用意されていることもある。

…のだが、地図を見ても現在地が表示されないので目を覚ました場所がどこなのかわからず引き続き路頭に迷う。

 

とはいえ、判断材料がないわけではない。

Outward Review - PlayStation Universe

目印となる禍々しい山や、大きな砦はあるし、北や南といった方角だけは常に表示されているため慣れてしまえば「ああ、川があるから街が近いな」とかわかるようになってくる。

 

そうなれば最初は逃げていた野犬も食材に見えてくる頃だ。

薬品や包帯も作成器具だけもって現地調達すればいいという気持ちにさえなってくる。

手を出しちゃいけないヤバい敵も、地形や罠を利用して倒せるようになる。

 

そしてこのような体験をした瞬間

Outwardがあえて不便さを残していることに気付くはず。

 

次にどこにいくのかなんてMAPに表示されないし、NPCの会話から情報を得て自分で場所を探さなければならない。

 

だが、そこがいい。

 

 

ファストトラベルなんてないから、ダンジョン探検後の帰り道はいつだって緊張する。

 

これがたまらなくいい。

 

自然と「こういうのでいいんだよ」と言いたくなるはずだ。

 

そして、ウンウンと深く頷きながら来るときには目に入らなかったダンジョンを発見してしまう。

マゾゲーRPG【Outward】ダンジョンに挑戦☆ | One of a Kind

 

手持ちのアイテムで大丈夫だろうか?

 

Outward Review - An exploration-focused RPG in the vein of Gothic or Risen  - Gamesear

水は?食料は?

鞄の空き容量はまだまだいける…?

 

 

オープンワールドのゲームだからといって、どっしり構える必要なんてない。

仕事が終わったあと、ちょっとだけのつもりでプレイしてほしい。

 

そして是非とも睡眠不足に陥って頂きたい。